アメリカのカレッジバスケの裏側 其の2

昨日に引き続き今回は$お金$のスケールの違いについてです。

ウエストバージニアでのバスケ部の年間バジェット(予算)は約1億5000前んぐらいです。桁が違いすぎて笑っちゃいますよね。

コロシアムも立派ですし、2年前にはバスケ部専用の練習場も建てました。
シューティングはいつなんどきでも出来ます。

Unknown-1 Unknown

 

友達が来たら、バスケを知っている知っていないなしにこの二つの会場のツアーを必ずします。みなさんの驚きようはこちらが本当にツアーをして良かったと思えるほどびっくりして頂けます。

遠征にはプライベートジェットに乗って移動します。飛行時間がカンファレンスがかわった関係で毎回3時間になったので、全席ビジネスのNBAチームが使用している飛行機に乗ります。ちなみに私が行ったときは元ニューヨークネッツのケビンガーネット選手が毎回座る席と添乗員に言われました。

練習着、バッシュ、移動着、バックパックなどはすべて最新モデル(ウエストバージニアはナイキスクール)のものがいち早く届きます。

Unknown-2

大学の試合のチケットもかなり高額です。

DUKE大学の体育館はとても小さく、集客人数が限られていますしとても人気のあるバスケットチームなので毎試合チケット購入はとても困難です。ちなみに私は昔バスケの友人と一人4万円を出して試合を見に行きました。。。笑

バスケットがマイナースポーツだなんて日本で言わせない時代を皆さんで協力して築いていきましょう!!

広告

アメリカのカレッジバスケの裏側 其の1

ウエストバージニア大学でバスケ部のマネージャーとして過ごした3年間は驚きの連続でした。

何がそんなに違うのか、何がいい意味で私ににショックを与えたのかというのを何回かに分けてお伝えできればと思います。

 

“STUDENT ATHLETE”

一番有名なのは”アメリカでスポーツをするならある程度の勉強の成績を保っていないと試合に出場できない”ということだと思います。

スチューデント アスリートというように学生/学業が一番で、スポーツはそれが達成できて出来るものということです。

しかしアメリカの大学は生徒にすべてを任せて、自己責任で頑張りなさいではありません。しっかりとチューター(勉強を一対一で見てくれる人)とのスケジュールが決まっていて学業の面で遅れが出ないようにサポートがあります。

そんな中、アメリカの遠征の試合(アウェイゲーム)は前日から泊まり込みで、しかも飛行機移動です。
(*Division 1のチームは)

そういうときはチューターとちゃんと計画を練って、提出物などは前もって遠征に行く前に提出し、テストは後日別に受けます。一般生徒と比べて特別扱いを受けるということはありません。

試合の後日ももちろん疲れているからといって学校を休んでは行けません。ちゃんとバスケ部にスタッフとしてクラスチェックをする人がいて、その人が見回りまたは先生とコンタクトをとって選手一人一人のアカデミックの状況を常々把握しています。

 

ウエストバージニアはカンファレンスが変わり移動距離が長くなってしまい、プラス時差も加わってくるので、遠征から帰ってくるのは毎回朝の3−4時。それからそのまま8時の授業に出て午後は3時間練習プラス筋トレがあったりします。

これだけタフなことを続けていたら技術的にも、なにより精神的に強くなりますよね。

日本の大学のバスケットだけやっていればいいという制度、直すべきだと思います。

バスケットボールがもたらした奇跡

まずこれを見ていただきたい。

ライアンご本人の努力は自分の想像を超える以上のものだと思います。
差別のような嫌な事をいっぱいされて、自分がチームに迷惑をかけてはいけないと悩みながらも大好きであったバスケットを必死に続ける。五体満足のではないからこそ自分のマイナスの部分を無限の努力で補わなくてはいけないと本能的に思ったのでしょうね。

あとこのストーリーは周りの人の理解、そしてサポートがあってこそ起きた奇跡だと思います。

いつでも近くに寄り添い学校の送り迎えまでした兄、ライアンにいつでも温かい言葉をかけてあげ続けエスコートもさせてあげたジェシカ、そして自閉症とわかりながらもチームに所属を許したヘッドコーチ。

女子、男子バスケ部員の何人の子がライアンに対して腹を立てていたのも実際に起こりうる事だと思います。彼らだって試合に出る為に必死なわけですから、行動の仕方や言葉のチョイスとしてはどうかと思いますが、気持ちはわからなくもありません。

しかしライアンの障害を感じさせないほどの無限の努力とバスケットを心から好きだと言う素直な気持ちがみんなの気持ちを変えたのですね。

こういうエピソード(バスケットに限らず他のスポーツでも)を全米中でシェアするところがアメリカのまた一つ良いところだと思いますし、それをみんなでちゃんと祝福してあげるのが良い文化だと思います。

モチベーション vs. パニッシュメント

West Virginia Universityの巨匠 Bob Hugginsの代名詞のうち一つは”ランニングマシーン”です。

images-1images

新しい練習場にはこれが3代常備されていて、ミスをした選手はマックスまでスピードを上げて45秒間走らなくては次の練習に参加できません。

彼がこれをし始めたメインの理由は”選手のモチベーション/集中力を上げる”ということです。(注:これはトレーニングの一環なので決して体罰ではないと考えます)

確かにこれをすることによって選手が一回起こしたミスを極力なくそうと努力するのもあります。

しかし裏を返せば、同時にこれのせいでプレーを”恐れ”てしまってその選手の思いっきりの良さが失われてしまう可能性もあります。

ミスをしないようなプレーばかりをするということですね。

正直私が所属していたときは気持ち的にタフで”やってやるぞ”というような雑草魂の選手がなかなかいなかったのでマイナス効果のケースの方が多かったかなと思います。

必ずしもパニッシュメントが選手を萎縮させてしまう訳ではないですし、時には必要だと思いますが、”バランス”をしっかり考えてあげないとそのうち選手をだめにしてしまう大きな要因の一つになると思います。

*Bob Hugginsの人となりがわかる動画ですのでぜひ。

Lycoming College

ライコミングカレッジについてです。興味のある方は是非連絡を下さい!

Below is information that would have a direct impact not only on your college experience and the opportunities we can help with beyond college.  If you haven’t yet, Click Here to apply online.  The application only takes a few minutes, is free, and will help us get the ball rolling on how much money Lycoming will be able to offer you.

ACADEMIC STANDING: We are a Tier 1 Academic School by US News & World Report, highest available grade by the leading authority in evaluating colleges in the United States. As you can see below we are proud of our academic tradition.

image001

MAJOR: We offer 36 different majors to choose from, and you don’t have to select right now.  Whatever you decide to focus on we will work tirelessly toward your success. After deciding upon a major we’ll help to secure an internship prior to graduation. Gaining experience in the field, with the possibility of earning college credits, is a great resume builder for your future.

image002

ANNE LANDON – INTERNSHIP COORDINATOR

BASKETBALL: We’ve had great success here at Lycoming. We’ve gone to the championship game 3 of the last 4 years with an NCAA Tournament appearance in that time. We graduate three starters and although we don’t guarantee you a starting spot, we will need a guy to step in and play immediately next season!

image003

INTERNSHIP/SUMMER EXPERIENCE: No other institution is going to give you opportunities like this. Other schools may assist in finding an internship for him, but not with the aggression and level that we do. Additionally, the chance to play over in Europe before you graduate in front of GM’s and Owners of various club teams is invaluable.

image004

Harvard University Men’s Basketball

“Sportsmanship”

images

ハーバード大学は皆さんが知っての通り世界一頭のいい大学です。そんな大学のバスケ部にご縁があって去年(もしくは一昨年)見学に行くことが出来ました。

ハーバード大学のバスケ部ってどんなところって言われたら”スポーツマンシップをものすごく大事にしている大学”と私なら答えるでしょうか。

ヘッドコーチは元Duke大出身のコーチアマカー。このコーチがまた魅力的な方だなと思いました。お話はあまり出来ませんでしたが、選手の練習に取り組む一生懸命な姿勢などを見ていたらコーチがどんな方かも想像がつきます。

Unknown

話しはスポーツマンシップに戻りますが、その日の練習、残り30分で日本では(アメリカでも数少ないとは思いますが)あり得ないのではないかなというような練習をしました。

試合中のベンチマナーです。

試合中のベンチの選手のマナー、サブインとアウトする選手の礼儀、審判に対しての態度などスポーツマンとして、またハーバードの学生としてどのような態度が求められるのかを指導されていました。

これはスポーツ選手として、また人としてとても大切なことだと思います。指導者のスポーツに対する哲学(勝利主義と過程主義)にもよると思いますが、ハーバード大学のバスケ部はとても応援したいチームになりましたし、コーチアマカーのような人を育てる指導者(結果もしっかりと出しています)になりたいと思わされる練習でした。

バスケットってどんなスポーツ?

“判断力のスポーツ”

高校の恩師が練習中にさらっと言った言葉です。

この言葉に私は大きな衝撃を受けて今でも忘れられません。

判断力のスポーツ…

とても意味が深く、バスケットをまさにとても良く表現してる言葉だと思っています。

そこに指導のヒントが隠されてるのではないでしょうか。

20140109-003855.jpg

一歩踏み出す勇気と本気

ウィンターカップも終わり、高校生のみなさんは今後の進路に向けて準備し始めている事と思います。

今回のウィンターカップの決勝をYouTubeで見ましたが、すばらしい選手が何人もいました。何より日本人の良さである”勤勉さ”はプレーしている5人はもちろん、応援団の子達を見てもよくわかります。

そこで今回は”アメリカでプレーしたい!”と言う子を知っている、もしくは自分はその張本人だ!と言う人にぜひ見て欲しいハイライトを載っけます。

私が今アシスタントコーチをしている大学はディビジョン3ですが、このハイライトを見ての通り”下のディビジョンだからレベルなんて高くないよな”と言うような固定概念は間違っています。

ぜひアメリカに挑戦したいと言う子を知っている方、それかもしくは張本人、どしどし私に連絡頂けたらと思います。今回のメインターゲットは現高校2年生です。連絡お待ちしております!

Ken Hamanaka
kennyhamanaka@gmail.com

 

やっと理解した事

人はその時にはわからなかった事が、後になってやっと理解出来たということは多々あります。

自分自身、現役の時に理解していればもっといいプレーヤーになれたのではないかと悔やむこともなくはないです。特にピボットの重要性をもっと理解していれば…

今回は”練習したことしかゲームで出来ない”というのは本当だったんだという話しです。

正直、自分はこの文句に対して半信半疑でした。その理由は自分が練習した動きじゃない動きがゲーム中反射的に出来たり、シュートが入り続けたりという事があったからです。

しかし、コーチ/指導者の立場になってあの文句は正しかったんだと確信しました。

練習中にトラベリングをするプレーヤーに、試合するなと言っても無理な話です。それがすぐに直せるなら練習中からやりなさいという話しになりますからね。

ディフェンスで一対一を抜かれないようにタイトに足を動かして守りなさいと試合中に言われても、それだけのトレーニングと練習をしないと試合で急に出来るようになるなんてことはあり得ません。

やっぱり足し算が出来ない人は途中式を間違えるから答え(勝ち)が合わなくなるんですよね。

最近思った当たり前に思っていたことを再確認したという出来事でした。

次回は何を書きましょうかね。