見る力

観察力と言い換えてもいいかもしれません。

私は東京出身です。日本のバスケット界を生きていく上で東京出身というのはとても有利だと思います。
もちろん全国いろいろな地域でバスケットが盛んな都道府県はたくさんあります。
しかし、多くの決勝や大きな大会は東京でやることが多いです。特に大学は関東のレベルが昔から高く、小学生ながら代々木第二体育館に学生の試合をよく見に行ったものです。

身体能力がない自分は、どちらかというと頭でバスケットをするタイプだったように思います。その知識が養われたのが、試合をとにかく小さい時から“見る”と言うことでした。
インターネットでも放映がされてない時代だったので、いろいろ東京各地の会場によく足を運んだものです(高校生以上を中心に)。

そのおかげもあって、大学生の“バスケットの常識”と言うのは小学生の時に少しずつ理解できるようになりました。
ミニバスの時に、速攻に行かれそうな時わざとファールをしてそれを阻止することや、ボールをもらう前に走っている味方を見るよう意識してみたりと、学生のお兄さん方がやっていることを見よう見まねでよくやっていました。

日本人の子どもは、バスケットは自分でするけれど“見る”ことに興味があまり無い様な気がします(アメリカと比べて)。それはテレビをつけてもバスケットがメディアで取り上げられる回数が少ないのももちろんですが、なかなか地上波で試合をやらないということもあると思います。
アメリカではESPNというスポーツチャンネルがあり、毎日NBAやNCAAの試合やダイジェストを見ることができます。

指導者から直接教わる技術もそうですが、自分で“見て”それを想像したり理解したりすることで成長の割合が大分違うと思います。
バスケットを自分でプレーして技術や戦術を覚えることも大事ですが、“見て”学ぶ大切さも小さい頃から教えていきたいものです。

*桜木花道も成長真っ只中では流川のプレーをじっと見つめて学んでいました。

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